トップページ > 主な医薬品とその作用一覧「かぜ薬13:そもそも抗生物質とは?」

こちらのサイトでは、薬剤師の方々のために、主な医薬品とその作用について最新の情報をご案内します。医薬品のおもな薬効群について、成分の特長や使用上の注意を理解しましょう。一般用医薬品(OTC薬)は主に配合剤であるため、成分の重複に注意が必要です。実際の業務にご活用いただければ幸いです。
管理人(薬剤師)

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「かぜ薬13:そもそも抗生物質とは?」

普通かぜ(インフルエンザを除く)の発熱、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、咳、たんなどの諸症状を緩和する成分(解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、気管支拡張薬、去痰薬、抗コリン薬、生薬、ビタミン、カフェインなど)を配合しています。漢方薬も使われています。

Q:そもそも抗生物質と何か?

A:抗生物質とは、細菌に効く成分(抗菌薬)です。

もともと「抗生物質」という言葉の定義は広いのですが、一般的に抗生物質といえば、細菌に効く薬のことです。

広義には、抗真菌薬(みずむしやカンジダなどの力ビ)や、抗ウイルス薬(インフルエンザウイルスやへルペスウイルスなど)などが含まれます。

抗生物質は、すべての細菌に効果があるのではありません。

一成分につき、効果のある細菌は幅広いのですが、得意分野(対抗できる細菌の種類)が決まっています。つまり、抗生物質によって、細菌の守備範囲(抗菌スペクトル)がちがうのです。

ちなみに、OTC薬では内服の「抗生物質」「抗真菌薬」「抗ウイルス薬」は販売されていません。外用薬ならあります。たとえば、抗菌目薬のサルファ剤、みずむし・たむし用の抗真菌薬、口唇へルペス用の抗ウイルス薬などがあります。

参考になさってください。

<続く>

(管理人:薬剤師)

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