トップページ > 主な医薬品とその作用一覧「かぜ薬16:お腹に来るかぜには、かぜ薬で様子を見るべき?」

こちらのサイトでは、薬剤師の方々のために、主な医薬品とその作用について最新の情報をご案内します。医薬品のおもな薬効群について、成分の特長や使用上の注意を理解しましょう。一般用医薬品(OTC薬)は主に配合剤であるため、成分の重複に注意が必要です。実際の業務にご活用いただければ幸いです。
管理人(薬剤師)

主な医薬品とその作用一覧
「かぜ薬16:お腹に来るかぜには、かぜ薬で様子を見るべき?」

普通かぜ(インフルエンザを除く)の発熱、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、咳、たんなどの諸症状を緩和する成分(解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、気管支拡張薬、去痰薬、抗コリン薬、生薬、ビタミン、カフェインなど)を配合しています。漢方薬も使われています。

Q:お腹に来るかぜを訴える顧客には、かぜ薬で様子を見るべきか?

A:お腹に来るかぜには整腸薬や下痢止めをおすすめします。

「お腹に来るかぜ」は、かぜではなく、ウイルス性の胃腸炎です。

あるいは細菌による食あたりや水あたりが原因の可能性もあります。

いずれにしても重症ならば、ただちに受診してください。

「ちょっと軟便で、お腹が重苦しい」など症状が軽いときは、乳酸菌や酪酸菌配合の整腸薬や、総合胃腸薬で様子を見ます。

「軽く下痢」なら、OTC薬の下痢止めで様子を見てもよいでしょう。

感染が疑われる下痢であっても、軽症ならばOTC薬で対応してもかまいません。症状が続くようなら受診します。

参考になさってください。

<続く>

(管理人:薬剤師)

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