トップページ > 主な医薬品とその作用一覧「かぜ薬2:かぜ薬ではかぜは治らないというのは本当?」

こちらのサイトでは、薬剤師の方々のために、主な医薬品とその作用について最新の情報をご案内します。医薬品のおもな薬効群について、成分の特長や使用上の注意を理解しましょう。一般用医薬品(OTC薬)は主に配合剤であるため、成分の重複に注意が必要です。実際の業務にご活用いただければ幸いです。
管理人(薬剤師)

主な医薬品とその作用一覧
「かぜ薬2:かぜ薬ではかぜは治らないというのは本当?」

普通かぜ(インフルエンザを除く)の発熱、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、咳、たんなどの諸症状を緩和する成分(解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、気管支拡張薬、去痰薬、抗コリン薬、生薬、ビタミン、カフェインなど)を配合しています。漢方薬も使われています。

Q:かぜ薬ではかぜは治らないというのは本当?

A:本当です。

かぜ薬はウイルスや細菌を殺すのではなく、熱、鼻水、咳などの症状を抑えるだけなのです(対症療法)。

かぜ症候群の原因はおもにウイルスですが、ウイルスは200種類以上あるため、かぜのウイルスに効く薬はありません。

なお、インフルエンザについては治療薬があります。医療用医薬品でインフルエンザA型とB型両方に効く内服薬の「タミフル」(オセルタミビル)と吸入薬の「リレンザ」(ザナミビル)、インフルエンザA型のみに効く内服薬の「シンメトレル」(アマンタジン)です。

さらに2010年以降、1日1回型の吸入薬「イナビル」(ラニナミビル)と点滴静注液「ラピアクタ」(ペラミビル)が相次いで発売されました。

また、2014年に従来のインフルエンザ薬とは違ったメカニズムの「アビガン」(ファビピラビル)が承認されました。

参考になさってください。

<続く>

(管理人:薬剤師)

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